第3回国連防災会議への東北大学の取り組み | Tohoku University DRR Actions

国連防災会議

ID:218 歴史遺産を未来へ〜災害から地域の歴史資料を守り伝える〜

会場
東北大学 川内北キャンパス A102

お問い合わせ

E-mail:dsato*irides.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

主催団体

東北大学 災害科学国際研究所(IRIDeS)

共催団体等

NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク

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開催レポート

参加者数 約100名

日本列島各地には、その歴史文化的な歩みを示す膨大かつ多種多様な歴史資料が遺されている。宮城県では2003年に発生した直下型地震を契機に宮城資料ネットが組織され、災害が起こる「前」にその所在確認を進め記録化する「歴史資料保全活動」を進めていた。

震災対応では事前の活動と、それを通じた地域住民や行政との親密な関係が、被災歴史資料を守るセーフティネットとして機能することが明らかになった。また多くの高齢者や女性が被災歴史資料の応急処置に参加しており、市民の役割に可能性を見いだす事ができた。

これらの教訓を、「次」の災害に備え共有するため、日本語および英語のポスターと、パンフレットにより、日本の地域社会の歴史文化を災害から守るための最新の活動状況を発信することが出来た。

被災地ではその再建において、震災前に積み重ねられてきた歴史文化が消滅する危機に直面している。そのような状況を踏まえ、救済した歴史資料を、地域社会の歴史文化的な継続性や、歴史文化を通じた交流のきっかけとして位置づけていくことが必要である。

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イベント概要

東日本大震災では、被災した地域固有の歩みを示す歴史資料が多数被災した。その救済・保全活動について紹介し、地域社会でそれらを「歴史遺産」として継承する可能性について示す。

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