第3回国連防災会議への東北大学の取り組み | Tohoku University DRR Actions

国連防災会議

東日本大震災総合フォーラム

東日本大震災総合フォーラムは、より良い復興、新たな防災のあり方を展望することを目的に、国内外から著名なスピーカーを招き、「東日本大震災の経験と教訓を世界へ」をテーマとして東北大学川内萩ホールで5日間にわたって計10セッションが開催されました。
本学は里見総長をはじめ、延べ5名が計4つのセッションに参画しました。

メディカルフォーラム in 仙台
-東日本大震災の医療活動の実践と今後の展望-

■日時 : 3月15日(日)10:00‐12:00(開場9:00)
■主催 : 仙台市(保健医療課)

イベント概要

被災地域の再生を支援する東北大学の役割と今後の展望等について発信するとともに、東日本大震災において医療関係者が取り組んだ医療救護活動を振り返り、そこから得た知見・教訓等を基に、将来起こりうる巨大地震・津波等の自然災害発生時とその後の医療活動のあり方について世界に発信しました。

〈第1部〉
パネルディスカッション
「東日本大震災時の医療活動の実践と今後の展望」

コーディネーター
辻一郎(東北大学医学系研究科教授)

パネリスト
永井幸夫(仙台市医師会会長)
長田純一(仙台歯科医師会会長)
北村哲治(仙台市薬剤師会会長)

コメンテーター
北波孝(厚生労働省医政局地域医療計画課長)

〈第2部〉
基調講演
「東北大学病院の災害時における医療活動と東北大学の今後の役割」
里見進(東北大学総長)

開催レポート


基調講演をする里見総長

本フォーラムのパネルディスカッションでは医学系研究科の辻教授がコーディネーターを務め、仙台医師会、仙台歯科医師会、仙台薬剤師会から避難所における医療活動や他地域からの医療チームの受け入れなど、震災時の経験と教訓を踏まえた災害時医療のあり方について、議論されました。続いて里見総長が災害時の東北大学病院の対応や、被災地の中心にある総合大学としての東北大学の役割・今後の展望について基調講演を行いました。

持続可能な開発のための教育を通じた防災・減災の展開-より良い子どもたちの未来に向けて-

■日時 : 3月16日(月)15:00‐18:00(開場14:30)
■主催 : 文部科学省、日本ユネスコ国内委員会、宮城教育大学
■共催 : 東北大学災害科学国際研究所、国連防災世界会議防災教育日本連絡会
■後援 : 岩手県教育委員会、宮城県教育委員会、福島県教育委員会、仙台市教育委員会、気仙沼市、河北新報社

イベント概要

このフォーラムでは、防災・減災における持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)が果たす役割について考えました。防災・減災はESDの中心的なテーマの一つであり、特に東日本大震災後はESDの役割が注目されています。2014年11月には、ESDに関するユネスコ世界会議で「あいち・なごや宣言」が採択され、今後いかにESDのコンセプトを防災・減災に取り入れるかを考える必要性が更に高まりました。効果的な展開を図るため、本フォーラムでは、被災地での実践事例とともに、持続可能な開発のための教育の防災教育への貢献について議論を行いました。

開会挨拶
山脇良雄(文部科学省国際統括官)

趣旨説明
見上一幸(宮城教育大学長)

東日本大震災被災地における実践事例発表
東北大学、気仙沼市階上地区コミュニティ、宮城県多賀城高校

パネルディスカッション

◎コーディネーター
ショウ ラジブ(京都大学大学院地球環境学堂 教授・SEEDS Asia 理事長)

◎登壇者
アレクサンダー・ライヒト(国連教育科学文化機関〈フランス〉本部ESD課長)
アモーレ・デ・トレス(キャピトル大学〈フィリピン〉副学長)
今村文彦(東北大学災害科学国際研究所所長・防災教育日本連絡会会長)
菅原昭彦(気仙沼市商工会議所会頭・仙台広域圏ESD・RCE運営委員)
武田真一(河北新報社論説委員会副委員長)

◎コメンテーター
ハンス・ヴァン・ヒンケル(元 国連事務次長・国連大学長)
角地スベンドリニ(インタープレスサービス特派員・日本外国特派員協会理事)

開催レポート

文部科学省などが主催した防災教育に関する本セッションは、まず大学や気仙沼市階上地区、宮城県多賀城高校の実践事例が紹介されました。続いて「持続可能な開発のための防災教育への貢献」をテーマにパネルディスカッションが行われ、災害科学国際研究所の今村所長も登壇者の一人として参加しました。会場には、中学生や小学生の親子連れも多く、活発な議論に耳を傾けていました。

巨大災害発生時における災害廃棄物対策
-事前の備えと官民連携による迅速な復旧-

■日時 : 3月17日(火)14:30‐18:00(開場13:30)
■主催 : 仙台市災害廃棄物等処理フォーラム実行委員会

イベント概要

将来の巨大地震における災害廃棄物対策に向けて、東日本大震災における仙台市の経験・教訓等を世界へ発信するとともに、官民連携による事前の備えと早期復旧活動などの具体的な取組みについて、議論を深めました。

〈序〉 事例発表
「東日本大震災における災害廃棄物の処理について」
深松努(一般社団法人仙台建設業協会 副会長)
佐藤正之(宮城県解体工事業協同組合 理事長)
鈴木昇(宮城県産業廃棄物協会仙台支部 支部長)

〈第1部〉 基調講演
「巨大災害発生時における災害廃棄物対策の取組みについて」
小里泰弘(環境副大臣)

〈第2部〉 パネルディスカッション
「災害廃棄物対策に関わる事前の備えと官民連携による迅速な復旧」

◎コーディネーター
吉岡敏明(東北大学大学院環境科学研究科 研究科長)

◎パネリスト
小里泰弘(環境副大臣)
ムラリー・スマルクディ(国連環境計画〈UNEP〉 シニアプログラムオフィサー)
オロフ・リンデン(世界海事大学〈WMU〉 教授)
深松努(一般社団法人仙台建設業協会 副会長)
伊藤敬幹(仙台市 副市長)

開催レポート


パネルディスカッションでコーディネーターを
務める吉岡研究科長

仙台市災害廃棄物等処理フォーラム実行委員会が主催した災害廃棄物に関する本セッションでは、東日本大震災により発生したとてつもない量の震災廃棄物処理に尽力した関係団体の取り組みを振り返りました。また、第2部のパネルディスカッションでは環境科学研究科の吉岡研究科長がコーディネーターを務め、将来の巨大災害に向けた災害廃棄物対策としての事前の備えと官民連携による迅速な復旧について、国内外の有識者がそれぞれの専門的な観点からみた意見交換がなされました。

復興と防災を支える市民のちから

■日時 : 3月18日(水)14:30‐17:00(開場14:00)
■主催 : 仙台市、第3回国連防災世界会議仙台開催実行委員会
■共催 : 国際連合防災戦略事務局(UNISDR)

イベント概要

国連防災世界会議閉会式後に行われたこのセッションでは、国際センターで行われた本体会議の議論や国内外の多様な主体が参加したパブリック・フォーラムでの議論を市民と共有するとともに、東日本大震災の被災地である仙台で開催された意義や成果を総括しながら、本市の防災まちづくりや世界の防災文化の未来について考えました。

〈第1部〉 パブリック・フォーラムでの議論及び報告

◎コーディネーター
一力雅彦(河北新報社代表取締役社長)

◎報告者
里見進(東北大学総長)
大山健太郎(仙台経済同友会代表幹事)
阿部欣也(仙台市連合町内会長会会長)

〈第2部〉 パネルディスカッション
「復興と防災を支える市民のちから」

◎コーディネーター
紅邑晶子(防災からまちづくりを考える実行委員会委員長)

◎パネリスト
石塚直樹(特定非営利活動法人みやぎ連携復興センター)
合田茂広(2015防災世界会議日本CSOネットワーク〈JCC2015〉)
宗片恵美子(特定非営利活動法人イコールネット仙台代表理事)
木須八重子(公益財団法人せんだい男女共同参画財団理事長)

開催レポート

東日本大震災総合フォーラムを締めくくる本セッションでは、地元実行委員会のメンバーで自らパブリック・フォーラムを主催した方々がそれぞれのパブリック・フォーラムの様子や議論の内容について報告しました。その中で里見総長は「東北大学復興シンポジウム」の報告として、これまで東北大学が取り組んできた8つのプロジェクトや復興アクション100+の成果と今後の連携強化についての展望を述べられました。また、「市民協働と防災」、「女性と防災」のテーマ館の方々によるパネルディスカッションが行われ、市民のちからによる防災や復興の取り組みについて活発な意見交換がなされました。

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