第3回国連防災会議への東北大学の取り組み | Tohoku University DRR Actions

国連防災会議

東北大学病院の対応

国連防災世界会議会期中のCBRNE災害発生を想定した初動対応訓練及び期間中の患者受入れ体制

■訓練実施日 : 2月16日(月)、19日(木)、24日(火)、27日(金)
■期間 : 3月14日(土)~18日(水)
■実施場所 : 東北大学病院
■本学対応者 : 病院長、副病院長、薬剤部、看護部、放射線部、高度救命救急センター、東北大学病院DMAT、事務部

レポート

本院は、仙台市の災害拠点病院および二次被ばく医療機関に指定されており、国連防災世界会議会期中にCBRNE 災害等が発生した場合の医療対応を担当するため、院内のCBRNE(※1) 災害対応時の初動体制の確認と迅速な受け入れ準備を行うことを目的に2月16、19、27日の数回に渡り、除染テントの設営等を行いました。2月19日には病院長はじめ病院幹部を対象に机上シミュレーションを実施しました。24日には仙台国際センター展示棟内において不審物が散布され、混乱により約50 名の負傷者が発生したことを想定し、当院を含む市内のDMATと仙台市消防との連携訓練を国際センターで行いました。27日には救命センターを養生し、傷病者搬送を想定し、ゲートコントロールから除染エリアの設営、救命センターにおける診療、検体の採取方法等についてのシミュレーションを行ない、会期前日まで受け入れ態勢の構築、準備を行いました。

宮城県及び仙台市・仙台市消防局等の関係機関と事前に十分協議し、連携体制を確立したうえで、会期中は除染テントの設営を継続し、本院DMATが会議会場に待機するとともに、初動に関わる事務職員は24時間体制で不測の事態に備えました。

※1 CBRNE
化学 (chemical)・生物 (biological)・放射性物質 (radiological)
核 (nuclear)・爆発物 (explosive)の略称


除染テント設営


ゲートコントロールからの各エリアにおける動線確認


CBRNE対応のための養生の実施


仙台市消防とのミーティング風景

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