第3回国連防災会議への東北大学の取り組み | Tohoku University DRR Actions

国連防災会議

ID:330 東日本大震災遺構3次元クラウドデータアーカイブMR体験型展示

日程
2015年3月14日(土)~18日(水)
会場
東北大学 川内萩ホール会議室
時間
10:00-19:00

主催団体

東北大学 学術資源研究公開センター

共催団体等

共催:東北大学グローバル安全学 トップリーダー育成プログラム

関連タグ

タグ:

開催レポート

参加者数 約1,400名

これまで過去の自然災害で、被災地では遺構を残す取り組みが進められてきました。東日本大震災のような大きな災害でさえ、時間が経過すれば人々の意識から薄れていくことは否めません。そのため震災の遺構を残すことは今後の防災教育を行っていく上でも非常に重要なことです。

東日本大震災では多数の映像や活字、住民の証言が残っており、震災を語り継ぐことに今後も重要な役割を果たすでしょう。その時に津波の恐ろしさを強く後世に訴え続けるのが、実物としてその場にあり続ける遺構です。津波の恐ろしさを伝えるため、「この場所まで、この高さまで津波が来た」と津波の痕跡を残す遺構は、そのまま津波研究等の学術研究資料となります。しかしその一方で、震災の辛い記憶を思い出したくないという被災者の意見も多く、解体されてしまう震災遺構も少なくありません。

これらの震災遺構を3Dデータとして保存することで、実物の遺構が解体されてしてしまっても、バーチャル体験で震災の悲惨さを後世まで伝えることができます。この技術を用い、今後の防災対策に活用していきたいと考えます。

イベント概要

震災の被害の大きさを物語る震災遺構。被災地では多くの遺構がすでに解体され、現在残された遺構も保存か解体かの議論が続けられています。本展示では被災地各地でレーザースキャン技術を使って保存された震災遺構の3DデジタルアーカイブをMRシステムでバーチャル体験することがで きます。このシステムを利用した防災教育で、将来の減災に向けた活動を続けています。

▲ページのトップへ