第3回国連防災会議への東北大学の取り組み | Tohoku University DRR Actions

国連防災会議

ID:211 無形民俗文化遺産に対する防災人類学・民俗学

日程
2015年3月14日(土)~18日(水)
会場
東北大学 川内北キャンパス A102
時間
10:00-20:00

お問い合わせ

E-mail:t_oikawa*cneas.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

http://www.cneas.tohoku.ac.jp/unit/takakura26/bosai.html

主催団体

東北大学 東北アジア研究センター

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開催レポート

参加者数 100名

本展示は東北アジア研究センター(CNEAS)の研究ユニットがその研究成果を一般市民向けのポスターとして発信したものである。その目的は我々の研究成果を公開することを通じて、無形民俗文化財の研究が果たしうる、地域コミュニティの保全と防災・減災への貢献を訴えるところにあった。展示では被災した無形民俗文化財の復興状況などについて解説するとともに、海外からの来訪者の便宜のため現地の写真なども公開した。本展示は会議の期間を通じて公開され、来訪者は誰でも自由に見ることができた。こうした成果の社会還元を実現したことは今回得られた成果の1つである。加えて言えば、本展示に関する情報発信の結果、ウェブ掲載の情報を見た若手外国人研究者からポストドクター受入の申請があった。本件は現在前向きに調整を進めているところであるが、こうした研究者間の新たなコネクションを得られたことも今回の成果であった。最後に今後の展望として、一般社会への継続的な情報発信の必要性が挙げられる。防災のような課題に関しては学問領域や立場性を超えた情報の共有と連携が求められると我々は考えている。そのための活動として今後とも成果の発信に努めてゆきたい。

イベント概要

地域防災力の総合的強化への寄与を目的とする無形文化遺産の継承支援・調査活動について報告する。東日本大震災後の津波被災地の無形民俗文化財調査の成果に触れながら、地域防災的観点から無形文化遺産調査の役割と可能性を提示する。また文化人類学・民俗学分野による震災対応時の望ましい方法について触れながら、研究者・博物館・地域行政に関わる国内外の関係者と協働と知見の共有を図る。

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