第3回国連防災会議への東北大学の取り組み | Tohoku University DRR Actions

国連防災会議

ID:221 世界における災害と被害軽減のための都市・建築空間

会場
東北大学 川内北キャンパス A102

お問い合わせ

E-mail:murao*irides.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

主催団体

東北大学 災害科学国際研究所(IRIDeS)

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開催レポート

参加者数 約100名

本展示では、これまでに世界中で発生した多様な災害と復興の概要および被害軽減のための都市・建築空間の事例をその意義とともに紹介しました。

「災害マネジメント」を考えるうえで重要なのは、時間的概念を導入することです。「災害対応の循環体系(Disaster Life Cycle)」という考え方で、被災から緊急時の対応(response)、復旧・復興(recovery)、そして次なる災害に備えて被害を抑止するための対策(mitigation)と被害軽減のための事前準備(preparedness)という流れです。災害に対応した都市・建築空間をこの概念に当てはめると、被害抑止を目的とした空間、発災後の緊急対応時に機能する空間、復旧・復興に関連する空間に分けることができます。

建築に付随する空間ボキャブラリー(建築を構成する要素)を災害種別に応じて分類することもできます。わが国は災害大国であり、台風、大雪、潮風、津波に晒されてきました。また伝統的な建物は紙と木で出来ているため燃えやすく、度重なる都市大火にも悩まされてきました。日本の伝統的な集落では、地勢や風土による地域特有の災害による被害を軽減するために、建築の形態や街のつくり方に工夫を凝らし、集落固有の空間デザインが生まれてきました。

もう一つの展示物として、21世紀に発生した世界における自然災害について死者・行方不明者数による被害の大きいワースト50について災害を5つに分類した地図を展示しました。

イベント概要

21世紀を迎えた現在もなお、世界各地で様々な災害が発生している。本展示では、これまでに世界中で発生した様々な災害と復興の概要を整理し,振り返る。また,各地で頻発する災害に備えて施されてきた災害対応の都市・建築空間の事例を紹介していく。

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