第3回国連防災会議への東北大学の取り組み | Tohoku University DRR Actions

国連防災会議

ID:224 災害マネジメントと企業 ~ビジネスからコミュニティレジリエンス構築へ~

開催日
2015年03月16日(月)
時間
13:15-15:45(開場 13:00)
会場
東北大学 川内北キャンパス C206

開催レポート公開

通訳
無し

お申し込み/お問い合わせ

E-mail:izumi*irides.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

主催団体

東北大学 災害科学国際研究所(IRIDeS)

共催団体等

共催:京都大学

関連タグ

タグ:

開催レポート

参加者数 約40名

近年、防災の新たな担い手として企業の参加が注目されている。これまで防災は、政府、国際機関、NGOなどが中心となって推進していたが、今後、さらに防災をあらゆるレベルで強化するには、企業や学術など新たなステークホルダーの参加・貢献が重要となる。セッションでは、異なる地域や国々における企業の防災への貢献についての事例が発表された。また、このセッションは、2015年3月にSpringer社より出版された著書「Disaster Management and Private Sectors: Challenges and Potentials」の出版記念を兼ねたイベントとなった。6名の研究者・防災実務者が発表を行い、その後「企業との連携と可能性への展望」と題して、パネルディスカッションが行われた。このパネルディスカッションでは、企業の防災への参加を促進させるために必要な支援や要素について、活発に議論された。様々なプラットフォームを利用し、情報共有などを行ないながら、企業とのパートナーシップを構築し、NGOや政府が企業に対して事業継続計画作成のためのトレーニングを行うなどの支援が必要との意見が多く聞かれた。また、今後も様々な事例を集め、紹介することの重要性も指摘された。発表者とそのタイトルは以下の通り:

  •  「災害マネジメントと企業:課題と展望」からの所見 (泉貴子 東北大学災害科学国際研究所)
  •  「防災における企業参加を強化するために必要な要素:中央アメリカからの報告」(堀恒樹 米州開発銀行 IDB)
  •  「アフリカからの報告:現状と展望」(Dewald van Niekerk 南アフリカノースウエスト大学)
  •  「アジアにおける企業の防災への参加」(Ranit Chatterjee 京都大学)
  •  「タイ洪水と企業への影響」(Aslam Perwaiz アジア災害準備センター ADPC)
  •  「パートナーシップの観点から見た防災への企業参加の展望:インドネシアの事例から」 (Victor Rembeth 災害リソースパートナーシップ DRP)

ダウンロードデータ

イベント概要

防災の発展のためには、企業の参加は不可欠です。このセッションでは、学術機関、企業、APECなどの政府間経済協力枠組み、米州開発銀行(IDB)やUNISDRなどの国際機関より発表者を招き、アジアや南米における企業の防災への参加事例、事業継続計画(BCP)の取り組みや企業参加への国際的な期待などについて紹介します。パネルディスカッションでは、企業参加の課題を整理し、今後の発展に必要な要素は何かについて活発な議論を行います。

詳細情報

13:15‐13:45
開会の挨拶
ラジブ・ショウ(京都大学教授)
UNISDR民間セクターパートナーシップグループ

13:45‐14:15
災害マネジメントと企業
泉貴子(東北大学災害科学国際研究所 特任准教授)

14:15‐14:30
防災における企業の役割:展望と課題
阿部嘉子(UNISDR民 間セクターパートナーシップグループ)

14:30‐14:45
APECの活動:事業継続計画の重要性
Dr. Wei-sen Li(APEC Emergency Preparedness Working Group)

14:45‐15:00
タイ洪水が企業へもたらした影響
Dr. Aslam Perwaiz(Asian Disaster Preparedness Center ‒ ADPC)

15:00‐15:15
防災における企業参加を強化するために必要な要因
Dr. Tsuneki Hori(Inter-American Development Bank ‒ IDB)

15:15‐16:00
パネルディスカッション

▲ページのトップへ